新築分譲マンション購入記 PR

子どもを連れて分譲マンションのモデルルーム見学。20件以上訪問してみて大変だった6つのこととその対策

子連れモデルルーム見学でやっておくべき準備
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我が家の新居探しでは、毎週末にこどもたちを連れてモデルルーム見学をこなしていました。

小さい子を連れてのマンション探しは大変です。うちは0歳の赤ちゃんと幼稚園生の娘。 遠方の物件を見るときは1日に2-3件回ることもあり、ただでさえ過密スケジュールです。そこへさらに子どもへの対応が加わります。電車やモデルルームで子どもが飽きないような工夫をし、食事の時間を確保し、おむつ替えや授乳もしなくてはいけません。

ここでは、子連れのマンションモデルルーム見学で子供たちがどんな風に過ごしたのか、大変だったこと、やっておくと良かったことを書いてみます。

分譲マンションモデルルーム見学の基本的な流れ

新築分譲マンションのモデルルーム見学で、1件あたりの所要時間は2-3時間です。一般的な流れは以下の通り:

受付⇒シアタールーム⇒周辺情報・マンション情報説明⇒完成模型⇒モデルルーム見学⇒現地確認⇒商談

もちろん物件により順番や内容は変わります。上記はほぼフルコース。

この流れでわかるように、子どもでも楽しめる(かもしれない)モデルルーム見学はごく短時間。ほとんどの時間は個室ブースで担当者と話しています。いくらジュースやアメちゃんが置いてあっても子どもは飽きますよね。

しかしモデルルームの目的は家探し。子どもへの対応に追われてマンションの話がしっかり聞けなくては意味がない。一方こどもも大人の話に何時間もつき合わされるのはたまりません。そう、ここはお互いのため、子どもが飽きてしまわないような工夫が必要なのです。

モデルルームを訪れた小さい子供たちの過ごし方

そんな子連れファミリーのために、多くのマンションモデルルームでは、子どもに対する様々なサービスが用意されています。

特に多いのがキッズルーム。保育士さんが一緒に遊んでくれる部屋だったり、おもちゃや絵本がある場所で過ごせたりします。広さはさまざま。6畳ほどの部屋に数人の先生がいてすべり台やジャングルジムといった小さな遊具もある場合もあれば、2畳ほどのスペースにおもちゃや折り紙、DVDが置いてあるだけの場合もあります。

うちもキッズルームにはかなりお世話になりました。0歳の赤ちゃんは預けられませんでしたが、5歳娘は行く前から楽しみにしていることも。保育士さんにめずらしい折り紙を教えてもらったり、他の子とならんでDVDを見たり、絵本を好きなように読み耽ったりと好きなように過ごせていたようです。

子連れモデルルーム訪問で大変だったこと6選

モデルルーム見学で大助かりのキッズルーム。うちの娘も楽しみにしてくれることが多くてよかったのですが、期待するがあまり、いざ行ってみると予想外の事態で逆に大変だったこともありました。

1.キッズルームがあると思って行ったらない、先生がいなくて期待外れ

「キッズルームあります」とあっても保育士の先生が不在の場合があります。おもちゃやテレビを置いたスペースがあるだけ。あるいは、これはちょっと注意が必要なんですが、土日のみ保育士さんがいます、という場合もあります。

娘は、保育士さん不在のキッズスペースはあまり好きではありませんでした。親としても、目の届かない無人のキッズスペースに娘だけという状況は心配です。そんな時は、商談を夫に任せてキッズスペースに一緒に行くか、娘が私たちと一緒にいてジュースを飲んだりキッズスペースから絵本を持ってきたりしていました。

2.キッズルーム利用の子どもが多すぎて嫌がる。キッズルームがあるからといって必ずしも利用するわけではない

キッズルームがあるにも関わらず、娘が利用したがらないことが時々ありました。それは、キッズルームに人が多いときです。

保育士さんがいるキッズルームを用意する物件は大規模マンションの場合も多く、週末はファミリーが多く訪れます。それだけキッズスペースを利用する子たちも多いわけです。わちゃわちゃしているキッズルームを見て入口で固まったり、ウキウキで行っても部屋の中をみたとたん踵を返したこともあります。雰囲気が苦手だったり、子どもなりにいろいろあるのでしょうね。

ただ、「キッズスペースがあるから安心だね」と期待して準備せずに行くとこの場合困ってしまいます。キッズルームがあるからといって子どもが利用するとは限らないのです。

3.工作をいっぱい持って帰る

ありがたいことにキッズスペースで思いっきり遊んでもらうと、帰りの時に工作をたくさん持って帰ることがあります。

困るというよりは「こんなに遊んでいただきありがとうございます」という気持ちでいっぱいなのですが、帰るときに意外とかさ張ることがあるんです。

娘は、折り紙でつくった箱とか(ミニランドセルとか!)、クリスマスの時は立派な紙のリースを先生と作ったこともありました。せっかくこどもが先生と一緒に作った作品、潰さないように丁寧に持って帰りたいものです。このように、子どもが意外と対策を仕上げてキッズルームを出てくる場合があると心得ておきましょう。

4.終わりの時間に帰りたがらない

キッズルームが気に入りすぎたり、DVDを見ているタイミングによっては、モデルルーム見学が終わって帰るタイミングで子供がぐずったりなかなか終わりに出来なかったりします。

帰るだけなら多少は待てますが、次の物件の予約時間が迫っているときなどは困ってしまいます。

娘は、気に入ったキッズルームだとなかなか離れず、保育士さんにも気を遣わせてしまうこともありました。何度かこういうことがあってから、商談が終わる前に私が席を立ち、キッズルームにいる娘に「そろそろおしまいにしよう」と声掛けをするようになりました。

5.授乳室やおむつ替えスペースがない

キッズスペースはあっても、授乳室やおむつ替えスペースがないこともあり困りました。ファミリー向けマンションとはいっても全年齢の子供たちに向けたサービスが整っているとは限らないのです。

授乳室がない場合、他の空き部屋を使わせてもらったり、担当者が女性の場合は商談中に授乳ケープで授乳することもありました。

おむつ替えスペースもさまざま。今まで見た中で3件ほどあった「優秀オブ優秀」は、各メーカーのおむつ、おむつ専用ごみ袋、おしり拭きが完備!でした。しかしまあおむつ替えスペースがあるだけで御の字です。

そしておむつ替えスペースがない場合も意外とあるんですね。そんな時にどうしたか。一度は、娘が遊ぶキッズルームの片隅で保育士さんの許可を得ておむつ替え(小)をしたことがありました。この時はキッズルーム利用者が2人だけだったので、部屋の隅でおむつ替えマットを床に敷いて替えることができました。それすらできない場合はもう、商談が終わってから近くの商業施設などのおむつ替えスペースを利用するしかありませんでした。

6.ご飯を食べる時間がない

これはキッズルームとは関係ないのですが、1日に2件以上物件の予約を入れていると、食事の時間確保がなかなか難しいです。

モデルルーム見学を1日に2件こなす場合、①1件目10時~13時、②2件目14-17時のパターンが多いです。しかし実際にはほとんどの場合1件目で時間オーバーします。すると【13-14時でランチ】の目算がほぼ確実に崩れます。大急ぎで30分でランチを済ませようとするのは、大人だけなら可能でも子どももいるとお店探しから食事終了までは厳しい。1時間でもぎりぎり。次の物件への移動時間も含みますから。

我が家でもランチのピンチには何度も出くわしています。0歳はまだ離乳食も始まっておらず5歳娘だけ心配すればよかったのがせめてもの救いですが、カフェでサンドイッチをかきこんだり、コンビニで買ったおにぎりをとりあえず子どもだけ食べさせたりと、食事状況はわりとひどいものでした。

子連れマンション見学で事前にやっておくべき対策

上で紹介したいろいろな大変な状況から、こうしておくとモデルルームをちゃんtの見学できりょ、というのを書いてみます。

キッズルームがあるかどうか確認する

まず、子どもをキッズルームに預けたい場合、予約の際に確認しておくといいです。電話で問い合わせたりも出来ます。

保育士さんがいるのかどうか、訪問する曜日はどうか(土日しかいない場合もある)、何歳から利用できるのか、あたりを聞いておきましょう。

おもちゃや本などを持っていく

訪問するモデルルームにキッズルームが完備されていても、実際に利用するかは子ども次第です。もし利用したがらない場合に備えて、おもちゃや絵本、折り紙などかさばらずに遊べるものをいくつか用意しておきましょう。

私の常備品は、折り紙+シール+塗り絵+ペン。それでもどうにもならないときはスマホで対応でしたが、スマホはほんとに一度見せると大変なので出来るだけ避けたかったです。なので持っていくものを厳選しつつ各種そろえていきました。

絵本は読み慣れたお気に入りではなく、モデルルームに行くとき用の本を買いました。探す系は夢中になってくれます。でも、商談中に「ママもさがして」と言われることもありました泣。

子供用のリュックやエコバッグがあるといい

子どもがキッズルームで作った工作を入れる用です。ちょっとかさ張る折り紙工作などをふわっといれて持ち帰ることができます。

モデルルームでもらうパンフレット一式の紙手提げ袋に一緒に入れて持ち帰ったとき、パンフレットの重みで折り紙がつぶれた経験があります。

ご飯を食べる場所を見つけておく

できれば最低限のご飯(コンビニおにぎりなど)は朝のうちに買っておくのが無難。

コンビニで買えばいいやと思っていても、次の物件に行く道の途中にはない場合もあります。買えるときに買っておけ、というのが我が家の鉄則になりました。

近くにファミレスがあるから大丈夫!と思ってませんか?お昼時で混雑しているケースも想定しておきましょう。

担当者に次の予約があることを伝えておく

モデルルーム見学の最初に、「〇時から次の物件見学の予約がある」と伝えましょう。

時間に制限があることを伝えておくと、時間内に終われるように順番や効率を考えて説明してくれることが多いです。食事の時間もしっかり確保できます。

授乳ケープ、おむつシートなどしっかり

キッズスペースがあるんだから赤ちゃん用の設備も整っているハズ、と期待するのは禁物。あまり期待しすぎないほうがいいです。

授乳ケープまたはミルク、おむつ替えシートなどは忘れずに持っていきましょう。また、おむつ替えが出来ないときのため、周辺でおむつ替えできる施設も確認しておくのがベターです。

まとめ:マンション見学はこどもにいかに楽しく過ごしてもらえるかが勝負。準備は万端に

マンション見学であるとありがたいキッズルーム。便利ですし子どもも楽しめる内容がそろっています。

しかし、その内容はモデルルームでもさまざま。利用できるなら子供にも楽しんでもらいたい一方で、利用しなかったときでも子供が飽きてしまわないように対策をしましょう。実際にモデルルームで子供が過ごすときにどんなことが起こりうるか、我が家の体験談が参考になれば幸いです。

マンションモデルルーム見学の目的は、満足のいく家を探すこと。その目的をしっかり果たすため、子どもに楽しく過ごしてもらって、大人もしっかりモデルルームで情報収集できる環境を整えましょう。