マンションモデルルームを見続けて数ケ月。都内のみならず周辺エリアまでせっせと足をのばし続ける週末が続きます。子どももかなりキッズルームマスターになってきました。
詰みあがったパンフレットがついになだれを起こし始めた頃、疲れを感じつつも「この方面も一応見ておこうか」と訪れたある物件。そこでの話が、家探しの旅を総括するようなものでした。物件を見ながら迷ったり、こだわったり、やめたりした私たちの判断を裏付けるような、説得力のある話だったのです。
家探しをこれから始める人、家を見すぎてジプシー状態の人にも知ってほしい、なにより私たちがもっと早く知りたかった「マンション探しの正しい順番」(個人の意見ですが)です。
Contents
担当者にこれまでの物件探しの経緯を伝えた
マンションの商談では最初に、今まで見てきた場所や、どのようなポイントを重視してきたかを聞かれます。
この時訪れたモデルルームでも同じように質問があり、「関東圏内でランダムに見てきた」ことを伝えました。実際マイホーム探しにおいて希望条件はいくつかありましたが、重視したポイントは物件により、また見るタイミングによってもさまざま。例えば
- 郊外物件でのびのび系(しかも始発駅だったりした)
- 都内で交通の便も良く資産価値も高い(しかし価格が高すぎ&都会すぎ)
- ショッピングモール・学力の高い学校・広い公園(子供の将来や生活利便性を重視)
- ちなみに両実家共に遠方のため実家近くに住みたい希望はなし(=場所の縛りなし)
担当者の方は、私たちにこれといった軸がないまま家を探している苦労を感じ取ったのでしょう、
「これは、ここのマンションだけでなく一般的な話として聞いてほしいのですが」と、マンション探しの方法について話し始めました。
新築分譲マンション購入検討で絞り込みに苦労している場合にやるべきこと
住む場所などこだわりがない場合(またこだわりが強すぎる場合)、家探しに難航することは多いそう。
そんなとき、最近マンション探しを始めたばかりであれば、まず以下をポイントに見極めていくのがいいのだそうです。
- 初めて行く場所で物件を見る場合、物件は1日1件だけ、午後の見学予約を入れる
- 当日は午前中に現地着で周辺を散策する。駅周辺や物件までの道のり、街の雰囲気などをじっくり観察する
- 昼食は駅前のお店がおすすめ。利用する人々の雰囲気や町の昼間の様子がわかる
- 午前中過ごして気になったことや知りたいことを、午後のモデルルーム見学で担当者に質問する。物件だけでなく周辺環境や今後の開発計画など、情報はたくさん持っている
- 1日過ごしてみると、その場所が「アリ」か「ナシ」かをある程度判断できる。捨てがたい場合は保留でOK。ナシの判断なら、もうその場所(駅)は検討する必要なし
私たちの場合、都内や郊外も含めランダムにいろいろな路線や駅を見ています。その中で、良い印象の駅があるはず(いくつかあった)。そこをとっかかりにします。
- 気に入った場所があり、物件はもっと検討したい場合、検討範囲をその沿線(周辺駅)でしてみる。路線によって色が少なからずある
- 逆にNGと感じた駅ならその沿線全体を検討から外す。どの駅でも同じ印象を抱く可能性が大きい(経験がありとても納得した)
もう、頭がもげるほどうなずき「はぁ~へぇ~」「そういうことかー」と納得の連続。 これまで見てきたマンションたちが走馬灯のように頭の中を駆け巡っていたと思います。
特に「路線によって色がある」は目からウロコ。地域で雰囲気が違うのは当然あると思っていましたが、県をまたぐこともある路線に色がある、というのは”確かに~”でした。
①~⑤の「駅や町の見極め方」については私たちも、現地や周辺を徒歩で確認するようにしていました。しかしわが家の場合、初めての場所でも1日2~3件フルに見学を予約。1日を無駄にしたくない一心でしたが、そもそも町自体を検討する時間は確かに明らかに不足していました。順番が逆だったんです。まず街を見極める⇒再訪して具体的な物件の検討を深める、という順番は納得。
まとめ:家探しは駅探しから。ポイントを知って効率よく住みたいまちを見つけよう
家探しで地域が絞り込めず難航しているときにやるべきことを紹介しました。
まずはいくつか見てみないと始まりません。便利そう、以前訪れて気になっている、など気軽に足を運んでみてください。物件サイトでも情報を集められます。
- 初めて見る場所では早めに現地を訪れ、午前中いっぱいかけて町の雰囲気などを観察
- 住みたい場所(駅)と、明らかに違う場所(駅)が出てくる
- 住みたい地域で検討範囲を広げたい場合は沿線で探す。NGと思う場所はその沿線まるごと検討から外してみる
私たちはここで話を聞いた後まもなく、マンション購入を決めることができました。この話をもとに今までみた物件リストを総括し「もう…もう見尽くしたよね」とマンション探しの旅を終えることに夫婦ともに納得感を持てたことが大きかったです。
マンション探しは楽しかったけれどやっぱり大変です。時間にも限りがありますし子連れともなれば準備もしなくてはいけません。その限られた中で効率よく見つけるには、コツを知っておいて損はありません。
最終的には家探しも頼りになる担当者さんとの出会いも巡り合わせもあるでしょう。しかし30件近く見てきた私たちだから伝えられることもあるかと今回の話を紹介しました。
納得感を持って大切なマイホーム購入を決める参考になればうれしいです。