新築分譲マンション購入記 PR

子育てファミリーが家を買うなら絶対に譲れない条件は?新築分譲マンション探しでこだわったこととあきらめたこと

マンション探しでこだわったこととあきらめたこと
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

我が家では、マンション探しの条件が「都心へのアクセスが1時間以内」、これだけでした。もちろん予算はありますが、マンション内でも間取りや広さによって幅がある「価格」は、条件としては二の次です。

住む地域という大前提ですらボンヤリしていた我が家のマンション探しは、それはそれは難航しました。そこで条件を絞るためにも、「この際欲しいものは全部手に入れるつもりになろう」と夫婦で話し、「あれがあるといい」「住環境としてはこうだといいんじゃないか」といろいろな条件を付けていきました。

最終的に決めた今のマンションは、都心からちょっと距離のある駅近物件。もちろん希望条件すべてが手に入ったわけではありません。でも条件の絞り込みで悩みに悩んだ末のいまの住環境は、夫婦ともに満足のいくものになりました。

実際にどんな条件で家探しをしたのか。途中で考えが変わったり、よく考えたら要らないね、という条件もあります。現在の住まいで満足している私たちが、家探しの際にこだわった条件を振り返ってみます。

最初から最後までブレずに結局手に入れた条件

最初から最後までブレなかった条件は、以下の4つです。

  • 駅近
  • 都心までのアクセス(東京または渋谷まで30分圏内)
  • 小学校までの徒歩距離
  • 混雑の比較的少ない路線

以下で詳しく書いてみます。

駅近

以前に駅徒歩3分の物件に住んでいて、駅近のメリットは実感していました。車を持たずどこでも電車の我が家にとって駅近は重要でした。

以前は「駅近」というと徒歩10分圏内でしたが、いまは「5分以内」「駅直結」も増えています。我が家も最初は「できれば10分圏内の駅近」で探していましたが、途中から「10分以内はマスト」に変わっていきました。

バス便も一時検討しました。たしかに家の前にバス停があれば便利かもしれません。でも、雨の日は自家用車も増えて渋滞しやすくバス内も混雑、と大変そう(実家がこれに近い環境なんですけどね)。慣れるのでしょうが、これから選ぶというときに敢えてその生活環境を選ぶ気にはなれませんでした。

都心までのアクセス(東京または渋谷まで30分圏内)

夫の仕事上、リモートワークや客先への直行直帰も多いため、重視したのは職場へのアクセスよりは主要駅へのアクセスでした。また、夫婦ともに仕事や職場も変わる可能性だってあります。

なので、特定の駅へのアクセスというよりは、東京駅や渋谷駅といった主要駅へのアクセスを重視しました。

しかし実は「東京駅or渋谷駅まで1時間圏内」というと都内近郊含めかなりの地域が対象圏内に入ってしまうんですよね。実質絞り込めない…そこでもう少し制限をつけて「できれば30分、遠くても1時間圏内」としました。そうすることで、あまりにも都心から遠い郊外は見る必要がなくなりました。

小学校までの徒歩距離

小学校までの徒歩距離は10分以内が目安。小学校も新設や学区変更などで変わる可能性はありますが、少なくとも現時点で小学校が遠い物件はNG。危険を少しでも減らすことと、毎日子供が歩く負担を減らすことを重視しました。

意外と小学校までの距離は遠いものもあり、中には20分以上かかる物件もありました。大人の足での徒歩距離(80-90m/分)なので、子どもだと1.5倍~2倍みておくのがベター。

あと、盲点なのが中学校。小学校は近くても中学校がめちゃくちゃ遠い場合もあります。自転車通学が許可されているかどうかも要チェックです。実際見た物件の中で、 大人の徒歩距離25分、自転車通学NGという中学校がありました。進学率の高い地域の人気公立中学校です。

で、いまのマンションから小学校の距離はがめちゃめちゃ近いのかというとそうでもなく、結局10分ほどになりました。諦めた物件の中には、小学校が遠すぎる以外は理想に近かったけれど泣く泣く却下したものもあります。今となっては諦めてよかったと思います。

混雑や遅延が多い路線は除外

路線図だけ見て便利そうだからと選ぶのは危険です。便利な路線や駅⇒人が集まる⇒混雑⇒混雑による遅延発生、ということが起こりうるからです。人気路線だと物件価格まで高いですし。

実際に、人気駅の近くに住んだとき実感しました。その駅は人気ランキングによく入る駅でしたが、通勤で利用すると遅延がしょっちゅう。数分ならまだしも、数十分やあげくには運休で途中駅から歩いたことも。いくら便利な路線でも遅延が多いと利便性は下がります。

混雑率と遅延頻発が理由であきらめた物件もありました。都内でも、遅延や混雑率で有名な路線がいくつかあります。駅や住環境はとても魅力的なのに…環境がいいからこそ人が集まるんですけど。

いくら人気&便利でも、実際には使いづらければ意味がない。というわけで中盤からは、その路線沿線駅すべてを検討から外しました。都内アクセスがよくてもこの路線で通勤はいやだね、と気づいて3路線ぐらい省けたので、家探しの効率が上がりました。

途中までこだわっていたけれどよく考えたら不要だと気づいて手放した条件

家探しのこだわり条件の中には、途中で「こだわらなくてもいいのでは?」と気づいたものもありました。確かにあればうれしい、だけどなくても大丈夫。むしろ、あることによって意外なデメリットとなるのでは?といったポイントも紹介します。

始発駅

電車通勤している場合、始発駅は魅力的です。駅に着いたらもう電車が待っているし、かなりの確率で座れます。混雑駅では1本見送るなど工夫も必要ですが、朝の混雑時に座って通勤できるのはかなりのメリット。

始発駅近くに住んだことがある私としても、選べるのならこの条件はぜひ欲しい!と思っていました。分譲マンションでも「始発駅」を売りにしているところは多いです。

しかし始発駅ゆえの注意点も。

  1. 「始発駅」のメリットゆえマンション価格が割高
  2. [その駅に電車の車両基地がある]という理由で始発駅となっている駅は郊外や田舎のことも。電車は座れるけど周りに何もない、買い物に行きづらい、小学校が遠い、などデメリットがないか確認が必要
  3. 今後の延線によって始発駅でなくなるリスク。始発駅のメリット「座って通勤」がなくなる可能性
  4. その始発便のために早く駅で並び座席争奪戦をしなくてはならない。通勤時間帯は始発便が極端に少ない場合もあるので要注意

我が家でもいくつか始発便のある駅近物件を見ましたが、①~④のデメリットを考え、始発駅にこだわることはやめました。

ダブルアクセス

2つ以上の路線が利用できる駅を探したこともあります。都内で電車が止まった場合、別の経路で帰宅/通勤できるようにです。特に帰りの時間帯に電車が止まると、子どもたちのお迎えにも関係するのでかなり困ります。

しかしよく考えてみると、必ずしも1駅に2路線以上乗り入れている必要はないことに気付きました。

関東圏の密集した電車網であれば、ダブルアクセスでなくても近くの違う駅から帰ることができます。逆に、ある駅で事故が起こると都内ほぼすべての電車に遅れや運休が波及することもザラです。ダブルアクセスを選んでその両方の路線がストップする場合だってあり得るのです。

なので、複数の路線を近くに持つことにはあまりこだわるのをやめました。いざとなれば、バスを使ったり、2-3駅離れた主要駅までは何とかたどり着ければ家までは歩くなど、方法はありそうです。

途中であきらめたけれど結局手に入ってよかったと思った条件

ショッピングモール

ショッピングモール徒歩圏内の環境に住んだ経験がある人は、その便利さはなかなか手放せないのではないでしょうか。ワンストップで買い物も食事も済み、夏や悪天候でも出かけられるありがたい存在です。

とはいえ、ショッピングモールがあり他の条件もそろうのは難しい。いいショッピングモールは郊外だし、我が家は駅近物件を探しています。つまり、ショッピングモールも駅に近い必要があります。そんな条件ぜいたくかも?と一度は諦めました。一度ショッピングモール徒歩圏内に住んだことがあってデメリットも分かっているし:

  • フードコートなどに気軽に出かけてしまい外食のハードルが下がる(ありがたみが薄れる)
  • 子どもに魅力的なイベントが多くタダで風船やらなにかもらえる癖がついてしまう
  • 散財する

しかし購入したマンションは結局ショッピングモール徒歩圏内。やっぱり便利ですね、テヘヘ。一応、ショッピングモールのデメリットも分かっているので、目的もなくフラっと遊びに行く場所にはしないように心がけています。夏や冬などはもっと頻度が増えるかもしれませんw

再開発・新開発地域

どうせ住むなら再開発や新開発で便利&きれいな街に住みたいと思い、「開発」「再開発」というキーワードでかなり探しました。

私たちのもとめる「再開発地域」は比較的大規模なものでした。電柱の地中化、駅前の商業施設、植樹や花だんの整備など。選んだ場所は数年前に整備が終わりほやほやのピッカピカではないので再開発というには古いかも知れませんが、道路も広く整備されており、生活利便性の良い場所です。

再開発と言ってもその内容はさまざま。なんならどの地域でも調べれば大なり小なり再開発をやっています。駅ビル開業だったり、バスターミナル整備だったり、数年前に終わっていたり、これから着工予定だったり。定義が広すぎて途中で「再開発かどうかにこだわるよりも、街の雰囲気が好きかどうかで選ぼう」となりましたが、最終的に再開発地域を選ぶことになりました。

再開発地域にしてよかったなと思うのは

  • 街がきれい。美観に力を入れている。花が多い
  • 新しい人が多くお互いに閉鎖的な雰囲気が薄い
  • 生活圏内にスーパーや病院、コンビニなどがそろっていて便利
  • 保育所や病院も新しくてきれい

というあたりかな。すべてが手の届く範囲にあり生活しやすいです。

まとめ:マンション選びに困ったら本当に必要な条件を整理してみる

こだわりの多い我が家のマンション探しで、具体的に何にこだわったのかを振り返ってみました。

こだわったことは、

  • 駅近(10分以内マスト)
  • 都心へのアクセス(東京or渋谷まで30分-1時間圏内)
  • 小学校までの徒歩距離(10分以内)
  • 混雑や遅延の多い路線は除外

です。また、一度はあきらめたけれど結局手に入った条件としては、

  • ショッピングモール
  • 再開発(新開発)地域

があります。

あるマンションのモデルルームで、100件以上見てきたお客さんを担当された担当者さんがいました。「あのお客さんはマンション決めるの大変だと思いますよ」だそうです。見すぎると条件がどんどん増えてしまい購入までのハードルが上がってしまうようです。煮詰まってきたときは、条件を整理してみることをおすすめします。

場所を絞り込むのが大変な時は、路線から決めるのがおすすめのようです。ある担当者さんからの話が参考になりました。こちらもぜひご覧ください。

あるマンションの担当者の話が参考になりすぎた…決まらない我が家へマンションの選び方アドバイス