ゆで卵を作ろうとした夫が…やらかしました。
「生卵を電子レンジにかけてはいけない」なんて、誰もが知っているはず。
なのにやってしまいました~しかも一度に3個…!
電子レンジが動き出して数十秒後。大きな爆発音とともに勢いよく開く電子レンジのドア。四方八方に飛び散るあっつあつの卵の破片。ちょうど背を向けてコンロで調理していた私の背中にも。電子レンジの庫内には、粉々になって飛び散った白身と黄身と殻、そして爆発の勢いで真っ二つに割れたセラミックプレート…。
もうね…怒り心頭、を通り越して呆然です…
夫はなぜこんなことをしでかしたのか
もう一度言う、電子レンジに生卵をかけてはいけない
夫もね、知っていたんですよ。生卵を電子レンジにかけてはいけないってことは。
しかし、以前ネットで見た方法で、実際に電子レンジで卵を加熱できた、という記憶があったようで、それをもう一度やろうとしたようです。この記憶が間違っていたんですが。
夫がこの日やった過ちは、ラーメンに添えるゆで卵を作るために、どんぶりに水と卵3個(家族3人分)を入れて600W電子レンジでチンするというもの(ダメです!危険!!)。
ほどなくして冒頭のような惨事が起こります。卵は、電子レンジ庫内はもちろん、隣の冷蔵庫、反対側の白い壁、そして天井とあらゆる方向、あらゆる隙間に飛び散りました。
夫の勘違いが判明しました
「あ、おれ、ポーチドエッグの作り方と間違ったわ」とは数日後の夫の弁。
どうやら、以前エッグベネディクトを作ってくれた時の記憶と混同したようです。そのときは確かに電子レンジでポーチドエッグ作っていました(ポーチドエッグの作り方(クックパッド))。
たしかにポーチドエッグも[卵を水に入れて加熱する]という作り方です。でもね、ポーチドエッグは、卵を割って入れるし、1個ずつ加熱するし、黄身はあくまで半熟。3個一気に電子レンジで加熱して固ゆで卵を作る方法なんてどこにもないでしょうー…
…夫らしいなあというか。過去のあやふやな記憶を頼りに雰囲気や感覚で再現しようとする。そもそもあんなに少量の水で生卵3個を加熱することが危険では?という思考をすっ飛ばして、自分の経験だけしか頭にない。今回でいうと、生卵・電子レンジ・加熱可能というキーワードだけを頼りに再現しようとする。どんな条件だったかどんな方法だったかは適当。で、とりあえずGO!っていう。
料理に限らず、感覚や勘を頼りにやってみてうまくいくケースは確かにあります。しかしその素材が【電子レンジ×卵】の場合、この行動力は危険すぎる。
今回の失敗に対して一番ショックを受けているのは夫なので追い打ちをかける小言は控えた私ですが、これを機会に伝えたことがあります。それは
「ちゃんとマニュアルやレシピ読めや」
ってこと(こんな言い方はしなかったけど、心では言っていた気がする)。
電子レンジを壊した夫のその後
キッチンを汚しまくった挙句に電子レンジを壊した夫。さすがに平謝り、そして激落ち込みでした。
汚れた壁や床の掃除は1人でやってもらいました。この生卵爆破事件のすぐ後に、私が出産で入院することになったのですが、娘と2人で過ごす数日間でも、電子レンジがない不便さと自分の失敗の大きさを実感したようです。
その後、夫に変化が。
なんと、新しい電子レンジを購入してから、ちょくちょくマニュアルを見る姿を目にするようになりました!今までマニュアルなんてどこにあるかも知らなかったのに。圧倒的成長^^ 温めとかトーストとかよく使う機能はさすがに見ませんが、新しい機能や普段使わない機能(スチームとか)で調理する際は、どのプレートを使って何分、などを確認しているようです。
まとめ:調理とは危険と隣り合わせである、ということを自覚するいい機会になった
今回、娘は壁の向こう側で食事中だったので被害がなかったのが幸いでした。もし爆発の瞬間に台所にいたらと思うと恐ろしい。
電子レンジの扉が顔を直撃していたかもしれない
驚いた拍子にコンロで調理中の鍋に手をひっかけて熱湯をかぶっていたかもしれない
卵の殻のかけらが目に入っていたかもしれない
台所は火も熱も電気も熱湯も使う危険な場所。何をするかわからない子供がいたらなおさら、慎重になってもなりすぎることはありません。
夫には、新しく買いなおした電子レンジを見るたびに、自分のしでかした失敗を思い出してもらいたい。せめて料理をしているときは慎重さをもってもらいたいものです。私も爆発後一時間ほどは手が震えていたぐらい怖かった。改めて料理中の危険を思い知り、気を引き締めようと思いました。
ちなみに、今回買いなおした電子レンジには「ゆで卵」機能がついています^^ 夫はしばらくは怖くて使えないと言っています( ´艸`)