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裁縫初心者がDAISOのハギレで幼稚園用品の手さげ作り。100均キルティングで簡単にレッスンバッグ完成

ミシン初心者が作る手さげバッグ
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新築マンションを購入・引越しにともない、娘もあたらしい幼稚園に年長転園することになりました。

入園にあたって必要なのが幼稚園の入園グッズ。お弁当グッズや上ばき袋はそのまま使い続けることにしたものの、手さげだけは新しく用意することにしました。前の園のものが園指定のもので、サイズもデザインも独自のものだったからです。

さて、裁縫もミシンも得意でない私は、夜な夜な楽天ショップでレッスンバッグ探し。しかしいいものが見つからない。サイズが合わない…好みのデザインがない…お値段が高い。そんなある日100均(DAISO)で見つけてしまったかわいいハギレ。これは…作るしかない…

というわけで、小学校の家庭科以来ミシンをさわったことのない主婦が、100円ショップのキルティングハギレをつかって娘の幼稚園の手さげ(レッスンバッグ)を作った記録です。

作業時間3時間で完成した手さげを公開。かかった費用は400円

まずは完成品をごらんください。

手作り手さげ完成

突っ込み始めたらキリがありませんが、初心者(ミシン取説を読むレベル)にしてはそれなりの形になっているのでは…!? (自分をほめていくスタイルです)
あとは娘が気に入ってくれて、かつ1年間の使用に耐えてくれれば言うことはありません。

ミシンを出すところから完成までの作業時間は約3時間。すべて100均でそろえたので材料費合計400円でした。ミシン糸や裁縫道具は家にあったものを使っているので費用には入れていません。

30cm×40cmの幼稚園用手さげ(レッスンバッグ)を作るための材料

すべてDAISO購入品です。

キルティング

DAISOで購入したハギレキルティング

今回作るきっかけになったハギレキルティング。ロディ柄じゃなければ手さげは作らなかったかもしれません。

サイズ表記は約45cm×70cm。DAISOの200円商品です。2枚買いましたが1枚しか使っていません。

断ち目はかがってありほつれにくくなっています。

断ち目はかがってある

持ち手部分のテープ

DAISOで購入した持ち手用カバンテープ

DAISOには手芸用品も充実。こちらはパステルピンクの地に白ラインが入っています。

安いだけあって若干ぺらっぽい感じがします。

リボン飾り用布

リボン飾り用布

初心者にもかかわらず無謀にもリボン飾りをつけることに。手さげ前面に付けます。

ただ…なぜボーダー柄にしたのかと完成直後に後悔しました。柄on柄で一気にダサいかんじになってしまった…無地にすればよかった…ここだけは残念ポイントです…(娘には言わない)

手さげ作りの工程を紹介します

今回めざすべき完成サイズは横40cm×縦30cmの手さげ。

これに対し、生地サイズは約45cm×70cm。縫いしろを入れると奇跡的にピッタリサイズ!なので裁断は不要でした。

寸法

手さげ用寸法図

おおざっぱな図解ですみません。

横幅の縫い代は片方約2.5cm((45-40)÷2)、縦の縫い代は約5cm((70-30×2)÷2)。ただし生地サイズと形状に歪みがあるため、端から2.5cm・5cmと測ってしまうと完成品の左右にずれが生じるので注意(後述)。

①飾りリボンを作る

飾り用布を45cm×15cmぐらいに切り(適当)上下を処理

リボン用布の端を処理
中央に布を巻いてリボンにする

中央にリング状にした共布を巻いてリボンにする

リボンの完成

②飾りリボンをキルティングに縫い付ける

キルティングの片面にあたる部分にリボンを縫い付けます

キルティングにリボン飾りを縫い付け

③持ち手用かばんテープを付ける

持ち手を付ける

手持ち部分を先に付けると仕上がりがきれいです。

キルティングの上端を折り返し、持ち手の長さや位置を決めます(先に上端の縫い代にしるしをつけておく。縫い代の決め方は次の「④キルティングの端を処理」を参照)。待ち針で固定。

左右位置の決め方は、生地を二つ折りにして中心から同じ距離だけ離すようにします。

持ち手の長さはお好みで。私は肩からでもかけられるように少し長め。

④キルティングの端を処理

キルティング上端の縫い代は約5センチ。測ってしるしをつけます。

ただし生地の断ち目が曲がっている場合もあるので要注意。端から5センチ測って縫い代を決める、というやり方は左右がずれる可能性があるのでおすすめしません(私が失敗したので)。

2つ折りにして底の部分から30センチ測り、残りの部分を2重に折り込み縫っていきます。

上端の縫い代を決める
上端を処理

⑤キルティングを袋状に縫う

この状態になったらやっと手さげ状になります。

袋状に縫う前の手さげ

生地を二つ折りにして中心から20センチ離した部分をミシン掛け。

左右の縫い代の決め方
左右をミシン掛けした手さげ

作るうえでの注意点

作ってみて注意が必要だったなと思う点を挙げていきます。思わぬ時間ロスにもつながるので、作る際は気を付けてください。

水通しを必ずする

裁縫経験者には常識だと思いますが、裁縫する前の生地は必ず水通しをします。

洗濯をすると生地が縮みます。洗濯前に裁断してしまうと完成後に洗濯するとサイズが変わってしまいます。私は洗濯機のスピードコースで一度洗濯しました。

ハギレのサイズは真四角ではない

ハギレの表記サイズは適当だと思った方がいいです。 一度水通ししたせいもあるかもしれませんが、ハギレの端が斜めになっていました。生地が真四角になっておらず、左右でずれが生じていました。

私はこれに気付かずリボン位置を上端から測って取り付けたので曲がってしまい、一度とり外すという失敗をしています。

ハギレの端が曲がっている

柄入りの生地を選ぶならランダム柄

柄入りの生地を使う場合は、向きが決まっていないランダム柄がおすすめです。

とくに、今回のように底を折り返して袋状にする場合、向きが決まっている生地だと反対側は柄が下向きになってしまいます。

生地の柄の向きに注意

今回使ったロディ生地はランダム柄なので、この心配がありませんでした。裁断が面倒なら、柄は向きが気にならないランダム柄をおすすめします。

手さげの柄はランダムがおすすめ

マチの付け方

最後はマチについて。

私はマチなしの手さげにしましたが、マチありを作りたい場合はこうすると簡単にできます。

巾着などのマチの縫い方・基本(三角マチ)

マチをつけると底の部分に生地をとられるので、その分も考慮して生地サイズを決めてください。

初心者が作ったレッスンバッグは娘も喜んでくれて満足。100均のハギレはあなどれません

100円均一のハギレとカバンテープで作るレッスンバッグ。初心者でもちゃんとカバンとして使えており大満足です。完成品をつるしておいたら娘が発見してニコニコして喜んでくれました。

飾りなど付けないシンプルなものなら、縫い代などをちゃんと図りさえすれば上端と左右を縫うだけでできるので簡単です。

ポイントは、縫い代など採寸はきっちりやることと、こまめにアイロンを使って生地の折り目を整えること。こういう下ごしらえ的な部分をちゃんとやることで仕上がりがキレイになりますよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

ちなみに、楽天で購入しようか迷っていた手さげはコチラです。年長の1年だけの予定なのでちょっと高いかな…年少からの入園グッズだったら買っていたと思います。かわいい…