新築マンションを探すうえで我が家のキーポイントの一つが「入居のタイミング」です。最終的なデッドラインは、当時5歳年中さんだった娘が「小学校に上がるまで」でした。
となると4月から新生活を始めるとして、入居は①年長さんに上がるタイミングか、または②小学校入学に合わせるか、の2つの選択肢があることになります。
マンション入居は、小学校からか年長からか。最終的に年長から転園することになった我が家の検討内容をご覧ください。
最優先すべきは上の子の気持ち
家を買うにあたって、小さいころから引越しや転園が続いていた5歳娘への影響は一つのおおきな懸念でした。マンションを買うなんてしょせん親の都合。子どもにとっては知ったこっちゃありません。
夫の転職で関西から関東へ引越し、大好きな保育園のお友達と別れた娘。年中から入った新しい幼稚園では当初、毎朝泣いて別れるなど大変でした。そしてまた引越しで幼稚園のお友達と別れるとなると、自分でも「ええ加減にせえよ」と突っ込みたくなるくらい娘が不憫です。とはいえ住んでいた賃貸マンションの近くで新居購入は諸事情により考えられませんでした。なので、新築マンション購入=引っ越し必須、です。
できるだけ引っ越しによる心理的負担を減らすには、小学校入学のタイミングで引っ越すのがいいのか、はたまた出来るだけ早く年長のタイミングで引っ越して新しい環境に慣れておくのがいいのか。夫婦でとても悩みました。
小学校入学と年長進級。それぞれのタイミングで新生活を始めるメリット比較
最終的なデッドラインである小学校に合わせて引っ越しをするべきか、その前の年長さんから引っ越したほうがいいのか。
それぞれのメリットを下にまとめました。ご覧ください。
小学校入学で引越した場合のメリット:
- 幼稚園の仲良しのお友達と卒園まで過ごせる
- 卒園で区切りをつけ小学校から新環境でスタートできる
幼稚園卒園後は小学校からはみんなバラバラです。同じ小学校になる子もいますが、別れは必ずあります。どのみちお友達との別れのつらさがあるなら、引越しによる別れとまとめて1回にしてしまってもいいんじゃないでしょうか。
幼稚園年長で引越した場合のメリット:
- 小学校入学前に新しい生活環境に慣れる時間がある
- 近所のお友達と一緒に同じ小学校にいける(かも知れない)
- 小学校入学前に周辺情報が入手できる
先生方のケアが手厚い保育園や幼稚園とは違い、やはり義務教育である小学校で環境の変化には親子ともに戸惑うことが予想されます。その際、右も左もわからない生活環境で小学校生活をスタートするのか、少しは知り合いもいたり周辺環境を分かった上でスタートするのとでは、大きな違いがあります。年長では入学予定の小学校で入学前検診もありますね。
我が家の結論:「子どもが小さいほど環境に慣れやすい」⇒年長で引越しを決意
結局我が家は、上記のメリットとデメリットを比較しつつ「早ければ早いほど環境に慣れやすいはず」という思いから年長から新生活を始めようということになりました。
しかしこの時まだマンションは探し中。4月年長から入居できるマンションなら何でもいい、ってわけじゃありません。マンションや住環境にだって妥協はしたくありません。そこで夫婦で話し合い、ゆるく条件を付けることに:
「まずは4月年長のタイミングで入居可能なマンションが見つかれば購入、さもなくば小学校入学まで先延ばし」
このゆるい時間制限を設けたおかげか、割りきって家探しができるようになりました。結果的に、たまたま理想に近い住環境の新築分譲マンションが見つかり、たまたま年度末までに入居可能だったため、新年度から年長で新生活をスタートすることができました。
新生活設営にあたっていちばんに考えたのはやはり娘のケア。動くのが好きな娘のために遊具の充実している幼稚園を選び、やりたがっていた習い事も早速始めることにしました。
先生の目が行き届くよう小規模の幼稚園を選んだので、娘も達を作りやすいようです。娘の頑張りもあり幼稚園にはすぐになじみ、先生には「ずっと前からいたようになじんでいますね」と言われるぐらい。順調に新生活をスタートできて夫婦ともにまずはホッとしています。
まとめ:
新築マンション探しにあたって、我が家のいちばんネックだった娘の幼稚園や小学校のタイミングについて検討したことを書きました。
小学校から引っ越すことには、卒園と同時に新しくスタートできるメリットがある一方で、学校という新しい環境によるストレスが懸念点でした。
結果として、子どもが小さければ小さいほど新しい環境に慣れやすいことを考え、年長からの引っ越しを決めました。実際に新生活を始めてみて、娘が予想以上にすんなりなじんだのをみてこの決断でよかったかなと感じているところです。
マンション購入に限らず、新しい環境に移るタイミングで子供に関する心配は誰でもあると思います。結果どうなるかは子ども次第のところもありますが、決断する際に考えるべきメリットやデメリットは十分に比較して後悔のないようにして欲しいです。我が家の経験もご参考になれば幸いです。