わが家で使っているキッチンの水切りカゴ、山崎実業「tower」シリーズの折りたたみ水切りラックをレビューする記事です。
食器洗浄機も使用する我が家ですが、手洗いの日も多いので水切りラックの使い勝手にはこだわります。
「キッチンの作業台は広々と使いたいので水切りかごは置きたくない」
「コンパクトだけど食器をたくさん置ける食器置き場が欲しい」
そんなわがままな条件を満たすべく、さまざまなタイプを検討してさんざん見て回った末、最終的に落ち着いたのが、白黒シンプルでおしゃれな実用アイデア品を多く出している山崎実業の「タワー」シリーズ。
実際買ってみてどうか、普段どのように使っているのか。また使っているからこその不満な点も隠さずに口コミレビューしてみます。
作業台に何も置きたくない人が検討する水切りかご
食器の水切りラックといえば、作業台に置くかごタイプが一般的です。
以前は私もかごタイプを使っていました。しかし狭い賃貸のキッチンということもあり作業スペースが狭くなってしまうのが不満で、今回引越すにあたっては、キッチン台に置く以外の方法で便利に使えるものを探しました。
具体的に検討したものを紹介します:
①シンクに引っ掛けるタイプ
まず最初に検討したのは、しっかりたくさんの食器が置けるカゴタイプでシンクにひっかけられるもの。シンクは一部ふさがるものの調理台は広々使えます。下がシンクなので水がそのまま落ちてくれて水受け不要な点も、メンテンナンスフリーで◎。
ただ気になるのが、かごがシンク内常設になってしまうと存在感大(邪魔)、食器洗い中に汚れた水や泡がかごの中の食器にはねがち、という点。
オシャレなインテリアが作れるケユカは、水切りカゴ(ドレーナー)の種類が豊富。作業台に置いたり、シンクに引っ掛けたりできる2way仕様のものもあります。 パーツも充実しているので自由にカスタマイズ可。最後まで迷った存在感がありすぎないスリムタイプのドレーナーです↓
②シンクに橋渡しするタイプ
最終的に選んだのがこのタイプです。
網や板をシンクに橋渡しするシンプルな構造。シンクの上に置くのでこちらも水がそのまま落ちてくれます。巻けるタイプなら不要な時は丸めておいてシンクを広々と使えるなど、自由度が高め。
不安な点は、食器がどの程度置けるのかということ。シンプルでコンパクトな分、実際の使い勝手は気になります。
③天井からの突っ張り式タイプ
突っ張り式の棚を作り、宙に浮いた水切りカゴになります。
キッチンの空間をむだなく使えますね。棚を増やせば食器置きを増やしたり調味料置きなどカスタマイズも自由です。
ただし、見た目の圧迫感はそれなりにあり。我が家はカウンターキッチンなので向いていません。
④水切りマットタイプ
必要な時だけ出す水切りマット。吸水性が高いので水が作業台に広がる心配もありません。
コンパクトにしまえるのでシンクも作業台もひろびろ。普通のふきんを広げて使う人もいますが、写真のようにお皿を立てる仕切り付きのものだとより便利そう。
気になるのは、あまり量を置けないのといちいち出す手間。そして出すときは作業台スペースの一部を占領してしまう点…。
towerの折り畳み水切りラックを選びました
山崎実業towerを選んだ理由
いろいろ迷った末に選んだのは、シンプルおしゃれなアイデア日用雑貨を多数出している山崎実業towerシリーズ。シンクに橋渡しするタイプはほかにもいくつかありましたが、towerにしたのは理由があります。
- 巻くことができるのでサイズ調整が可能
- 邪魔になったら簡単に取り外せる
- 白だとステンレスよりも水跡がつきにくい
フレキシブルにサイズや場所を変更できて、なおかつメンテナンスフリー(水跡が見えにくい)な点が気に入りました。
Lサイズ・白をキッチン台に橋渡しするように設置
towerの折り畳み水切りラックは、サイズが2種類(S:42cm, L:58cm)、カラーが2種類(白・黒)。
我が家のシンクは縦幅が52㎝で、タワーSだと長さが足りないのでLを選びました。シンクよりも大きくキッチン台に置く形です。色は白。水跡が目立ちにくいからです。黒だとむしろステンレスよりも目立ちそう。
設置方法は置くだけです。両端はゴム製なので滑り止め効果があります。
普段の使用例。実際に使ってみた感想をいいところと使いにくいところに分けてレビュー
普段は食器洗浄機と手洗いが半々の我が家。
水切りラックに食器を置くのは、手洗いする朝食後の食器と夕食準備で使う鍋・食器・道具類。そしてたまに夕食後の片づけも手洗いで水切りラックを使うことがあります。
お皿の量は、子どもを含めた3人分の食器(お茶碗、汁椀、小皿3枚、大皿2枚、マグカップ3つ)ぐらいがちょうど。結構置けるのでは。カトラリーは別置きの方がスペースは作れます。鍋まで置くとスペースは厳しい感じ。
2か月以上日常的に使用してみてわかった、使いやすい点と使いにくい点を挙げてみます。
使いやすい:サイズが変えられるので邪魔にならない
サイズが自由に変えられて邪魔にならないのが予想通り使いやすい。
シンクで作業するならサッと巻いて小さくコンパクトにできますし、洗い物中に水切りラックが巻いたままでも濡れた手でもすぐに広げられます。
「シンクを広く使いたい」「水切りラックとして大きく使いたい」などその場その場でこまめにフレキシブルに調整できるのが想像以上に手軽。
使いにくい:平らな小皿を立てて置くのは難しそう
towerの水切りラックは、長い縦棒の間にあみだのような短い横棒が入っています。これによってお皿が下に落ちずに立てられるそう。
しかし実際に使ってみると、この横棒を活かしてお皿を立てるのは難しいです。この横棒の間隔自体が広いので、平らな小皿だとここにはひっかからず下に落ちてしまうんですね。このあみだ構造にはあまり期待しないほうがいいです。
ある程度深いお皿やお椀であれば問題なく使えてます。平たい小皿は、下のように平面置きや斜めに立てかければOK。ちょっとだけ巻いて段差を付け水のキレをよくしたりすることもあります。
まとめ:タワーの折りたたみ水切りラックはこんな人におすすめ
我が家で使っている折り畳み水切りラックtowerについてレビューしました。
すっきりコンパクトで存在感が出過ぎない点がいちばん気に入っています。巻けるのでサイズ調整も可。3人家族のシンプルな食事(一汁三菜)ぐらいなら普通に置けます。平たい小皿は斜めに置かないと下に落ちるので注意。途中の仕切りはあまり意味ないかも。
この水切りラックはこんな人におすすめです:
- こまめに食器を片づける人
- 食洗器があり、水切りラックは補助的に使う人
- すっきりコンパクトに水切りラックを置きたい人
水切りかごを選ぶ際の参考になればうれしいです。