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海外在住から帰国後すぐに保育園に入る方法。念入りに準備しても想定外のことは起こった

帰国と同時に保育園にはいるための準備
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娘の育児休業中、夫の赴任先に帯同し家族で海外生活をしていました。

しかし、私の育休が終わるタイミングで夫の任期はまだ残り1年。そのため、私は復職のため夫より先に帰国しなければなりませんでした。海外生活からの引っ越し、家を決め、保育園を決め、そして復職。これをスムーズに進めるのはなかなかの苦労です。

結果的には、無事保育園に入ることができました。表面的には海外在住で両実家遠方のわりには、スムーズに復職&保育園入園できているように見えるのでは。

しかしその水面下には、なりふりかまわずあらゆる手を尽くした私の努力の絞りカスが転がっています笑

この記事では、海外赴任が決まってから現在の保育園に落ち着くまでの一部始終を紹介します。

Contents

海外に住みながら帰国後・復職後の生活準備を始める

海外生活から帰国するということは、

  • 「復職する」だけではなく、
  • 「住む家も探す&引越し」(持ち家なし)、
  • 「娘を保育園に通わせる」

ことでもありました。

会社規定の2年間育休をフルで取らせてもらっておいて、いざ復職する時になって「保育園に入れなかったので退職します」ということには絶対したくなかったので、早めに対策する必要がありました。

もちろん日本での育休でも、保育園に入れるよう早めに準備や対策する、いわゆる保活は今の時代欠かせません。

ただ海外在住となると、保育園の見学や書類の提出がままならないので不利。なので、海外生活を始める前から対策することにしました。つまり、実際に保育園に入所するよりずっと前、渡航前から保活開始です。

夫の赴任先が決まったときで「実際に保育園に通い始めるのは1年以上後」というタイミングでした。

どこに住む?保育園と職場へのアクセスを重視

両実家遠方で夫単身赴任中なので、ひとりで全て対応できるよう職場のある駅近くに住むと決めていました。夫が帰国してから勤務する予定の場所へのアクセスもまあまあ良し。

1年前から賃貸物件を探しても埋まったら意味がないので、家を決めるのは帰国直前にしていったん保留。

育休後の保育園を確保する

住む駅が決まっているので、次は保育所探しです。

待機児童が問題になっているこのご時世に保育所の確保なんて出来るのか?と思いつつ、市内の認可外保育所に問い合わせてみました。職場最寄駅に隣接したビル内の保育所で、便利そうだったので以前から目を付けていたところです✨

ダメもとで「1年後に通わせたい」と相談してみると、なんとOKの返事。OKとは、1年後(1年後の1歳児クラス)から入所したい人の列に並ぶ、という意味です。

この園では、定員が0歳児クラスより1歳児クラスの方が多いため、0歳児がそのまま全員1歳児クラスに持ち上がってもさらに受け入れる余地があります。なので「1歳児から入所希望」の列の一番に並んでおけば、まず入れるということになります。

赴任前のため住所は決まっていませんでしたが、1年後には市内に住む予定であることを宣言する書類を提出することで解決!

保育園さえ確保できれば、あとは家を探すだけです。

条件にあう賃貸物件がない!帰国直前のピンチ

帰国が迫り、数か月前からネットで賃貸を検索し始めました。めぼしい物件はクリップし、何件か良さそうな物件も見つかりました。

ところが。

あと3か月ほどで娘と帰国、というあたりから、チェックしておいた物件がぽつぽつと埋まり始めたのです。昨日まであった物件がなくなっている…掲載期間が過ぎた可能性もありますが何日か待っても再掲されないので、時期的なことを考えてもやはり成約してしまったと考えるのが普通でしょう。

マズイ…保育園決まってるのに住む家がない…

そんな中、本帰国の2か月前に、2週間の一時帰国を予定していました。目的は、

  • 復職前の職場上司面談
  • 確保しておいた保育所の入所手続き
  • あわよくば認可保育所に転園したいので見学

でしたが、こんな状況だったので

  • 物件探し

も追加することになりました。

住む予定だった市に物件がないという想定外。育休明けのスムーズな職場復帰のために隣の市で家を探すことに

一時帰国中は実家に滞在し、そこから娘と新幹線移動し、2泊3日で職場近くのホテルに滞在。職場関連の用事は娘が同行できないので、近くの一時預かり保育に預けて用件を済ませていきました。その中でふと空いた時間があり、たまたま通り掛かった不動産会社にふらっと入って相談することに。

やはり物件はどんどん埋まっていた

インターネットで確認した通り、以前からチェックしていた物件はすべて契約済みでした。

候補にしていた物件でわずかに残っていたものは、立地や物件に難あり。住宅街の細い路地の奥まったところに建ち、周りも一戸建ての古い家ばかり、そして駅&保育所までは徒歩40分💦

え…40分かけて通う?細い路地も慣れれば大丈夫?電動自転車だけど雨の日はどうする?不安です。ただでさえ娘と2人きり生活なのに不便…

完璧だった育休明け職場復帰の脳内シミュレーション崩壊…苦渋の決断

この徒歩40分物件は一応候補として持っておきましたが、どうにも不安がぬぐえません。そこで苦渋の決断。

「住む市を変えたらもう少し見つかりますか?」

他の市を探す=この一時帰国で見学した認可保育所はまったく意味がなくなります。
職場~保育所のルートのストリートビュー、晴れの日と雨の日のルート、バスの時刻表、近くのスーパーの営業時間、公園はここ、月ぎめ駐輪場の料金、と調べあげ、仕事終わりのタイムテーブルを何百回も脳内シミュレーションしてきたのにこれも意味なし。リセットです。

ただし、入所予定だった認可外保育所が市外からも通所できるところだったのは唯一の救いでした。市内在住と比べると月ぎめ料金は1.5倍ですが…おおぅ そして、職場最寄り駅隣接の保育所なので、娘を連れて通勤することになるんですが…

「A市のA駅の隣の、B駅(B市)だったら、選択肢広がりますか?」

こう聞くと、条件に合う物件を提案できず停滞気味だった不動産屋の担当者さんも「それなら」といくつかピックアップしてくれたんです。その中の1つが条件に合い、無事復職の準備が整いました。

想定外ながらもラッキーだったのは、決めた物件からの最寄り駅は、職場最寄駅の隣。しかも遠回りだけど2駅間にはバスもあるので万が一の時も安心。部屋は2階ですが、1階は店舗なので娘の足音を気にしなくていい、道路を挟んで向かいにはコンビニあり、など物件自体はかなり好条件でした。

1年以上前から確保した保育園を転園することに

なんとか家を確保できたおかげで、その後は帰国、引っ越し、保育所入所、復職と進めることができました。想定外もあったけれど、事前に準備しておいたからこそ選べた選択肢がたくさんあったと思います。

ところで、想定外に市外から通うことになり保育料が爆上がりした認可外保育所ですが、さらに想定外が…。実は2か月しか通いませんでした。1年以上前から確保していたのに。

というのも、住んでいる市に新しく開園した認可保育所に入所できたからです。本当にラッキーでした。自転車でお迎えに行けて家からも近く、認可保育所なので費用もかなり軽くなりました。

海外在住でも育児休業後の保育園を(表面的には)スムーズに確保するためにやったことをまとめます

育児休業中に海外在住だった私が、保育園を確保するためにやったことをまとめると

  • 住む予定の市の認可外保育所に1年以上前から問合せ(他の認可外保育所にも問合せてた)
  • 物件候補を調べ動向を定期的にチェック。埋まりそうなら数か月分余分に家賃を払ってでも確保する。賃貸契約は海外在住でもメールである程度進められる(要確認)
  • 転園を希望する場合は、年度途中に新設の保育園がねらい目

です。

確実に保育園を確保して育休からスムーズに復職するために、保育園にはかなりの費用をかけました。結果的には認可外保育所にはほとんど通いませんでしたが、海外赴任中も保育園だけは確保してあるという安心のためには必要だったと思います。

私の場合は、保育園を決める→住居を決める→保育園を変える、という流れでした。近くにたまたま新設保育園が建ったことですべてが結果オーライになっています。

同じような状況を経験される方は多くないと思いますが、海外に限らず、遠方に転勤する際に保育園を探す場合も、このような力技もあるよということで書きました。東京の保育園激戦区と比べたらまだまだ甘いかもしれません。でも、どういう状況にせよ復職には多少の困難はあるはず。家、保育所、働く条件など、実は妥協することで見えてくる突破口もあるかも知れません。くじけず、あらゆる可能性を考えて選択肢を広げて欲しいです。