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新築分譲マンション購入でオーダーしたインテリアオプション。注文して良かったものとやめたもの

インテリアオプション オーダーしたものやめたもの
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新築分譲マンションを購入すると案内される「インテリアオプション」。食洗機や吊戸棚など暮らしが便利になる設備や、壁紙・エコカラットといった素敵なインテリアまで選ぶことができます。間取りが決まってしまっているマンションだからこそ、カスタマイズできる部分は楽しみたいですよね。

しかし、選択肢が多すぎて迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。オーダーしたものの実際にはほとんど使わなかったらどうしよう?などの心配も。オプションも1つ1つ決して安くないからこそ、満足いくものだけを取り入れたいものです。

この記事では、我が家が選んだインテリアオプションと、実際2か月生活してみてやってよかったかどうか正直なところ、また迷った末にやめたオプションについても書いてみます。

[売主のインテリアオプション]と[外部業者の施工]の2か所に注文

”インテリアオプション”と一言で言いましたが、厳密には我が家では、売主(デベロッパ)で案内される「売主オプション」と、外部業者への注文の2種類を使い分けました。

それぞれメリットもデメリットがあったので、比較検討しながらいいとこどりをした形です。

売主のインテリアオプション

売主のインテリアオプションは、「オプション説明会」(呼び方はいろいろ)で個別相談をしながら見積書を作成してもらいます。注文したオプションは入居前までに施工が完了します。

メリット

  • 施工立合いが不要で入居前に完了している
  • デベロッパの保証サービスが使える
  • 面材をそろえられる
  • その材料にあった施工をしてもらえる

売主ならではのメリットがたくさんあります。鍵引き渡し前に施工しておいてもらえるのは便利ですし、例えばフロアコーティングなど家の部材に直接加工するようなオプションでも、万が一失敗や不良があってもすぐに対応してもらえるのは安心感が違います。

また、吊り戸棚や食器棚などの設備は、システムキッチンや洗面台などのもともとある設備の面材と揃えることができ、統一感が出てすっきりします。これは売主だからできることですね。

デメリット

  • 値段が高い
  • 選択肢が少ない
  • 型落ち・低性能の可能性

売主(デベロッパ)の間に下請けなど中間業者が入ることと、売主という唯一の立場であり価格競争にならないという理由により、値段設定は高いです。また、入居前に一斉に施工するため、型番が限られている、最新・高性能より少し落ちる、などといったデメリットも。たとえばフロアコーティングは施工側も塗りやすい材料が選ばれているようで種類は決まっている、キッチンのカップボードは一般的な仕様2種類のみしか選べない、など。

外部業者の施工

試しに外部業者で見積もりを取ってみると、かなり安くできることが分かりました。マンションオプション会で案内されたものと同じ内容のものもありましたし、もっと高性能な商品もありました。外部業者を検討するにあたって考えたメリットとデメリットを書いてみます。

メリット

  • 安い
  • できる施工内容の選択肢が広い
  • 合い見積もりで比較できる

複数の施工業者で合い見積もりをとり、比較しながら内容や値段を検討することができます。また、業者によってはセット価格などもあり、よりお得に施工できることも。施工内容も、食器棚オーダーやエコカラット、防カビ加工などインテリア系もコーティング系も種類豊富。食器棚やエアコンなどの設備は、希望の型番を伝えて施工依頼することもできます(業者による)。

デメリット

  • 業者選びが必要
  • 日程を要する
  • 立ち合いが必要
  • 万が一失敗したときの保証が心配

最初のハードルは、業者選びじゃないでしょうか。わたしは人から紹介を受けましたが、いい施工業者さんかどうなのか、うまくいくのかは終わってみるまで不安でした。口コミやHPの内容で判断するしかないです。

また下見や施工に立ち合いが必要。入居前に施工を希望の場合は、鍵引き渡しから入居までの期間で日程も限られています。

多くの業者では、例えば風呂コーティングなど〇年保証と掲げていますが、例えば家の中の部材に損傷が発生した場合にどこまできれいに補償してもらえるのか不安があります。できるだけ複数業者見積もりを依頼し、サービス内容からサポートまで含め検討してみてください。

新築分譲マンションのインテリアオプション。我が家のオーダー内容

我が家では、売主オプションでも外部業者でも、気になったものはすべて盛り盛りにして見積もりをとりました。そして価格表と予算を照らし合わせ、また希望するオプションの優先順位を相談しながら、リストを消していく方法でオプションの注文内容を選びました。

頼んだものの一覧です。

食洗機

売主オプションでオーダーした食洗機

唯一、売主オプションで依頼したのが食器洗浄機です。

なぜこれだけ売主オプションでオーダーしたのかというと、面材が合わせられるから。それがなければもっと安いものや性能を選んだかもしれませんが、キッチンカウンターの一部だけ面材が違うと格好悪そう…とオーダーを決めました。

食洗機が標準でなかった我が家のマンション。当初不要と思っていましたが、あまりにも便利便利と周りで言われているのでつけることに。できれば後回しにして検討したかったのですが、数年後などには面材が在庫切れになる可能性があるといわれ、入居前のタイミングでのオーダーになりました。

使ってみて2か月ですが、…あまり使いこなせていません。手で洗った方が早いんじゃ…と思ってしまう。子どもが大きくなってきて使う食器が増えたり、食べるタイミングがバラバラになったりしたらその威力をより発揮するのかもしれません。

窓ガラスフィルム

外部業者に依頼した窓フィルム

外部業者にてオーダー。

窓ガラスフィルムは、飛散防止+UVカット+遮熱の効果があります。高機能カーテンでも同様の効果があるものはありますが、床焼けなどは窓ガラスフィルムの方が確実そうなのでオーダーしました。

売主オプションでも見積もりは一応頂いたものの、外部業者の方がより高性能かつ安価(売主オプションは遮熱効果がなかった)。

施工時は、なにやら大きな機械でフィルムに水を均一につけ、窓ガラスに貼っていました。貼った後は汚れもゴミも気泡もひとつもなく、付けたのかわからないぐらいガラスと同化。施工を見ていなければ本当につけたのかわからないぐらいです。一瞬フィルムだけ買ってDIYしようかとも思いましたがプロに頼んで良かった。どの程度遮熱やUVカット効果があるのかわかりませんが安心感があります。夏が楽しみ。

ホスクリーン

外部業者に依頼したホスクリーン

外部業者にてオーダー。

家の中で吊るせる物干し竿。以前住んでいた賃貸についていて便利だったので、最初からオーダーすると決めていました。売主オプションと全く同じものを、外部業者に約半額でオーダー。

もちろん引越し初日から大活躍。毎日の洗濯物も洗ったシーツも広々と掛けられます。洗濯機の上にハンガーをかけられるラックを探したりもしたものの、毎日たくさんの洗濯物があるので収まらなかったと思います。生活感が出てしまうのが唯一気になっていて、隣接する洋室の方に取付けても良かったかも…とは思っています。

ピクチャーレール

外部業者に依頼したピクチャレール

外部業者にてオーダー。

リビングダイニングと、隣接する洋室の2か所に、それぞれ約5m,3mのピクチャーレールを設置。

売主オプションとまったく同じもの、同じ長さで外部業者の方が安価。出張費が一律であとは長さだけなので、もっといろいろな場所(寝室やキッチンなど)にも依頼すればよかったかな…と思ったりしています。

なお、入居2か月目ですが、まだ活用できていない状況。

インテリアオプションでオーダーを検討したけれど結局やめたもの

一度は検討しながらも辞めた施工・インテリアオプションもあります。やめた理由も紹介しています。

フロアコーティング

売主オプションと外部業者の両方で検討しつつ、どちらも注文しませんでした。

売主オプションは希望のコーティング剤でなかったことが理由。外部業者は日程が合わなかったことなどが理由です。

フロアコーティングには、[クリーニング→コーティング剤塗布→乾燥]と施工に日数が必要。外部業者だとすべての施工に立ち会わなければいけないので時間的負担も大きいです。コーティング剤にこだわらなければ売主オプションに依頼するのが一番らく。

食器棚

売主オプションと外部業者の両方で検討しましたが、結局自分で楽天で購入。

売主オプションは、選択肢が標準仕様の2つしかなく希望の仕様がありませんでした。食器棚は毎日使うので使い勝手にこだわりたかったんですよね。

外部業者に聞いてみると希望のメーカー・型番を用意してくれるようでした。しかし、同じものが楽天で購入でき、ポイントもついてお得でした。

玄関エコカラット

売主オプションと外部業者の両方で検討したものの、先送り。

すぐに必要なものではなかったことと、玄関だけの施工なら家具移動もなく後日でも簡単に施工対応できるため。施工するなら外部業者に依頼するつもりです。エコカラットタイルの種類が豊富、施工費もリーズナブル。

エアコン

売主オプションで検討したものの、家電量販店で購入。

売主オプションで検討した理由は、部屋の中の家電(インターホンや給湯器など)すべてが補償されるパック料金に、オプション購入した家電も含めることができたため。

しかし売主オプションは型落ち品で高め。家電量販店だと保証内容もよく最新機種が安かったので売主オプションは見送りました。エアコンは商品代のほかに設置工事費も掛かるので、トータルで比較したほうがいいですね。

いろいろ付けたいけれど値段も気になるマンションオプション。迷ったら優先順位を決めて最低限必要なものだけに絞ってみよう

新居のオプション選びって楽しいですよね。特にマンションは、一戸建てと違ってほとんどの部分の仕様が決まってしまっているからこそ、自由度が効く部分はアレンジを楽しみたくなります。

あれもこれもつけたいけれど値段が高くなってしまう…となかなか決められない場合は、優先順位をつけましょう。とりあえず決断すべきなのは、

  • 今じゃないと手に入らないもの
  • 今やらないと後だと大掛かりになってしまうもの

だけ。まずこれを基準に線引きをしましょう。我が家の例でいうと、食洗機はパネル面材の在庫がなくなる可能性があり入居前に決断が必要でした。面材合わせでいうと食器棚や吊戸棚などもそうです。またフロアコーティングや窓フィルムなど、一度入居してしまうと施工時に家具を移動させなければならないなど大掛かりなものも、やるなら入居前がおすすめ。

逆に、後回しでもいいのではと思うのは、玄関のエコカラットやベランダのタイルなど、施工がその場所だけという限定的なものです。私たちもエコカラットは迷いましたが、後からでもできるという理由で先送り。やっぱり欲しいね、という気持ちになってから改めて見積もりを取る予定です。

マンションオプションは、マンション本体の価格に比べると安く見え感覚がマヒしがち。ですが冷静にみればオプション1個でも結構な金額です。迷ったらまず、最低限入居前でないと施工できないものに絞ってオーダーすることをおすすめします。