0歳児の子育て中ではありますが、早期の仕事再開をめざして転職活動を始めています。
転職活動にあたって利用しているのが転職エージェント。面談や求人紹介サービスを利用したくてインターネットで登録しました。するとその日のうちに連絡があり、まずはキャリアコンサルタントと面談をすることに。
情報収集をかねて3つの転職エージェント会社に登録したので、3社3人のキャリアコンサルタントと面談しました。3社それぞれ話しやすさや情報量、質問内容などいろいろ違いもあったんですが、必ず聞かれた共通の質問もあったのでまとめてみました。
基本情報は事前に転職エージェントに登録済み
0歳児がいるので、面談はオフィスでの対面面談ではなく電話面談でお願いしました。登録した数日後、指定された日時に電話がありました。時間は3社ともピッッッタリでした。
履歴書に書くような基本情報(氏名・住所・連絡先・学歴・職歴など)は、すでにインターネット登録時に入力済みです。転職サイトによってはさらに、仕事内容や職務経歴書も入力しておけます。
こういった情報をカウンセラー側で見ながら、くわしい希望条件などについて話を進めていくことになります。
事前の情報量が多いほうがキャリアコンサルタントと話すときもスムーズですが、私のように情報量が少なくても面談自体はOKです。
転職面談でエージェントから毎回受けた質問
3社から共通して聞かれたのはこんな質問でした。
- 転職活動の動機・退職の経緯
- 希望する職種業種・活かしたいスキルや経験・企業の規模
- 希望する働き方(雇用形態・希望退社時間・残業可否)
- 希望年収
- 就業開始の希望時期
- 今回の転職活動のスタンス
ネット登録時に書いたことでも、もういちど改めて聞かれます。答え方に幅がある質問、たとえば「それぞれの希望条件の許容範囲(勤務時間など)」、「一番ゆずれない条件」などは、実際に会話するほうが微妙なニュアンスをくみとってもらえました。
いくつか質問に答えてみて分かった答え方のコツは、ゆずれない条件や具体的な希望がある場合はハッキリ伝えること、逆に許容できるところは幅を持たせて伝えること。
例えば「年収は前職と同じ400万円を希望。だけど今度は未経験へのキャリアチェンジだから300万円までならOK」とか。 具体的につきたい職種が決まっていない場合やどんな仕事があるかわからない場合は「〇〇のスキルを活かしたい(←はっきり伝える)ので、△△か■■の仕事を考えている」とポイントをはっきり伝えます。「自分のスキルは、他にどんな仕事に活かせるか」と逆に聞いてみるのも参考になる答えが返ってきてよかったです。
子育て中のママならではの質問
私は最初に子育て中であること(により働き方に制約があるかもしれない)と伝えたので、子育てママならではの質問も受けました。
- もう保育園は決まっているか
- 何時までに最寄り駅に着いていたいか(保育園送迎を想定)
- 残業は出来るか
- 時短は希望するか
私の場合、保活もこれから始めるところで残業は厳しい、保育園お迎えを考えると17時半までに退社希望(18時には最寄り駅)と伝えました。時短を条件にするとかなり求人数が減るといわれたので条件からは外しました。
注意したいのが、希望条件が「絶対譲れない」のか「少しでも融通が利くのか」をはっきりさせること。
私は残業について最初「定時退社死守」と言っていましたが、何の話のときだか「基本的には難しい、けれど事前に分かっていれば対応できる場合もある」とポロっと言ったところ、エージェントがすごく反応したんですよね。これで実際どの程度残業があるのかはもう個々の企業によるのでしょうが、伝え方ひとつで間口が狭まったり広がったりする例を見た気がします。
まとめ:転職エージェントから必ず受ける質問は希望条件の優先順位を整理するヒント
転職エージェントからキャリアカウンセリングで受ける質問は、基本的な希望条件を決めるのに役立ちます。私は育児中ということもあり働く上での希望条件が多すぎてまとまらない状態でした。しかし、質問に答えたり、担当者の反応を見ながら希望条件の優先順位を調整したりすることで、徐々に頭が整理されていきました。
希望条件がたくさんある状態でキャリアカウンセリングを始めるなら、面談は1社だけでなく何社か受けてみる方がいいと実感しました。
最初は「3社のエージェントで同じような面談を受けるのはムダかも…」と思いつつ受けましたが、まったくムダではなくむしろ良かったです。なぜなら、同じ質問でも回を追うごとに慣れると同時に、自分のなかでも優先順位が付けられなかった希望条件がみるみる整理できるからです。その結果、3社目がいちばんスムーズに要望を伝えたり質問に答えることができました。
以上、転職エージェント3社と面談した記録と、実際に面談してみて分かった必ずされる質問のまとめでした。