新築マンションを購入したら、新居に引越し荷物が入ってしまう前にぜひやっておくべき準備について書いています。
新居の拭き掃除が終わったら、つぎはシートを敷く作業です。部屋を長くキレイに保つために、汚れやすい場所や傷つきやすい場所をシートでカバーします。
掃除の後つづけて作業する場合は、あらかじめ必要なシートを購入しておきましょう。くつ箱用、食器棚用…など各種そろえていくとそれなりにかさばり重さもあります。こまめに持っていくか、当日新居に到着するように配送指定しておくと負担が減らせます。
シート保護が必要な場所と優先順位
シート保護が必要な場所と優先順位は以下の通り:
- キッチン収納・食器棚
- 洗面台下収納
- げた箱
- レンジフード
- クローゼット
①~③は日常的な使用で汚れやすい・傷がつきやすいのでぜひやっておきたいところ。④⑤は必要に応じて。時間がなければ引越し後でも大丈夫です。
シートを敷く作業の準備と注意点
あらかじめ必要な長さを見積もって、準備しておきます。
見積り方としては、例えば『げた箱シート』であれば<棚板の幅×段数>という風に見積もり、少し多めに買っておきます。中途半端に余って使わない分が出てくるからです。
また、ずれ防止にテープも準備しましょう。メンディングテープやマスキングテープは経年劣化に比較的強いと思って採用していますが、専用テープではないのでべとつきやはがし残りなどがあるかも知れません。ご使用の際は自己責任でお願いします。私は、半年に1度ぐらいでテープを貼替えるつもりです。
それでは実際の作業を具体的に紹介します。
場所別・用途別専用シート
キッチン収納・食器棚
- 目的:傷つき・汚れ防止(・防虫)
- 場所:シンク下・キッチン収納・食器棚・吊戸棚・パントリー
使用の主な目的は傷つき・汚れ防止です(防虫効果は半年ほどで効果がなくなるのでおまけ程度)。
シートを敷くと食器が滑りにくく安全になる一方で、逆に取り出しづらくもなります。すべる方が使いやすい場所(パントリーの高い棚など)はあえてシートを敷きませんでした。
我が家で使っているのはニトリのシートです。奥行きが3種類(35cm/45cm/55cm)からえらべるので敷くのも簡単。引き出し・食器棚・吊戸棚すべてに使えるので、サイズだけ考えてそろえればOK。厚手でシートがずれにくいのも高ポイントです。
■ニトリ:システムキッチン用防虫シート(35×180/45×180/55×180)
シンク下は水回りのすぐ下なので、水ぶき可能で抗菌加工された専用シートを。我が家のシンク下収納は引き出しではなく扉で奥行きが深いので、幅60㎝のこのシートがちょうど合いました。
ニトリでなくてもいいのですが、ずれにくいもの(裏面が凸凹で滑り止めの加工)がおすすめ。100均は薄手で心もとなく、テープで固定しても汚く仕上がりそうだったのでやめました。毎日使う場所なので、ズレやめくれはプチストレスの原因。しっかりしたシートを選ぶのがいいと思います。
洗面台下収納
- 場所:洗面所の洗面台下収納
- 目的:傷つき・汚れ防止
洗面台下収納は、水回り直下なのでシートがあると安心。洗剤類を収納するなら万が一の汚れ防止になります。ここ以外の引き出しや棚は、タオルや衣類小物を入れるので傷汚れは付きにくいはず、ということでシートは敷きません。
こちらも水ぶき可能で抗菌加工された専用シートを使います。キッチンで使った抗菌滑り止めシート(流し台下用)と同じものを使用。
シューズボックス(下駄箱)
- 場所:げた箱の棚板
- 目的:汚れ防止・傷つき防止・消臭
新居のぴかぴかの棚に外靴を直接置くのは抵抗があるので(最初だけかもしれませんが)、汚れ防止のために専用シートを敷きます。
こちらもニトリでそろえました。30㎝×300cmを2本で、マンションの普通のげた箱サイズだとちょっと足りないぐらい。抗菌・消臭・防カビ加工付き。
■ニトリ:シューズボックス用備長炭シート(ビンチョウタンシート)
裏面はずれにくい加工ですが、念のためメンディングテープで手前部分だけ固定しています。
レンジフード
意外と気づかないのがレンジフード上。放っておくと油汚れとホコリが混ざりべっとり汚れになります。そうなってしまう前に、あらかじめ保護しておきましょう。最初が肝心です。
といっても専用シートがあるわけではないので、私がやったのはラップを敷いてマスキングテープで固定。ホコリがたまったらテープごとはずして新しくラップを敷いて固定すればOK。
レンジフード上は手が届きにくいので台を使いましょう。無理なら入居後でも大丈夫。
クローゼット・引き出し・押し入れ
- 目的:汚れ防止、防虫・防臭・防カビなど
- 場所:引き出し・押し入れ・クローゼット・衣装ケース
必要に応じて使用してください。我が家はクローゼットや引き出しにはシートは使用しませんでした。
汚れ防止のほかダニや防カビなど、欲しい機能に応じていろいろなシートがあります。 参考までに、ニトリで扱っている押し入れ・クローゼット収納用のシートを紹介しておきます。
まとめ:傷や汚れを防止したい場所を決めてシートを準備しよう
入居前にやっておきたい、保護シート貼りの作業について紹介しました。
- キッチン収納・洗面台・シューズクローゼット(げた箱)→傷や汚れ防止シート
- レンジフード上→サランラップ+ずれ防止テープでホコリ油汚れを防止
- クローゼット→傷防止・汚れ防止・防虫・防臭など目的に応じた専用シート
キッチンや靴箱は一度物を入れてしまうと、わざわざもう一度出してシートを敷き直すには気合が必要。また早々にものを落として傷でもつけてしまっては新生活の楽しさもそがれてしまいます。多少めんどうでも、入居前にこれらの作業を済ませておくことをおすすめします。
次は換気口のフィルタです。